子どもの身長に合わせた家具の選び方は?適切な高さの椅子と机で姿勢良く座ろう

家具は身長に合ったものを選ぶのが大切で、特に長時間体を支えてくれる椅子や机は、適したサイズを選ぶ必要があります。
これは大人だけではなく、子どもにも当てはまることです。大人が合わないサイズの椅子と机を使うと窮屈に感じるように、子どもも適した家具を使わなければ窮屈に感じます。
特に子どもの場合は日々成長して体が大きくなるため、最初はぴったりでも「いつの間にか窮屈になってしまう」といったことが起こりやすいといえます。
そこで、本記事ではこれから子ども用家具の購入を検討されている方に向けて、子どもの身長に合わせた椅子と・机の選び方を解説します。
大人でも「家具が自分に合っているか」を判断するのは難しいもの。子どもに合った椅子と机を選ぶために、ぜひ参考にしてみてください。
目次
子どもの身長に合った椅子と机を選ばないと姿勢が悪くなる
子どもの椅子と机は、身長に合ったものを選ばなければ姿勢が悪くなる可能性があります。
正しい姿勢を保つには、椅子と机が体に合っている必要があります。しかし成長期の子どもは日々サイズが変わるため、あっという間に高さが合わなくなるのです。そのため子どもの椅子と机は、成長に合わせて高さを調整する必要があります。
もし身長に合わない椅子と机を使い続けて姿勢が悪化すると、以下のような悪影響が考えられます。
- 骨格の歪み
- ケガのリスクが増大
- 呼吸が浅くなる
- 血行悪化による肩こり・腰痛
- 消化不良
- 近視 など
現状子どもの姿勢が悪いと感じる場合、使っている椅子と机に原因があるかもしれません。成長に合わせた家具を使用するようにしましょう。
子どもの身長に合う椅子と机を選ぶための具体的チェック方法
正しい姿勢の基準と具体的なチェック方法
子どもに適した椅子や机を選ぶ際には、身長に合っているかどうかだけでなく、実際に正しい姿勢で座れるかを具体的に確認する必要があります。正しい姿勢とは、背筋が自然に伸び、肩や首に余計な力が入らず、足裏がしっかり床に着いた状態を指します。机に手を置いたとき、腕が水平に保たれ、肩が不自然にすくんでしまう状態になっていないかも重要な判断基準です。
また、椅子の背もたれには適度な反発力があり、腰を守るフィット感があるかどうかもチェックするとよいでしょう。
これらの要素を確認することで、椅子と机が単に身長に「合っている」だけでなく、子どもの体にとって無理のない自然な姿勢を保てているか判断することができます。
子どもの身長に合った椅子と机の選び方は、大きく2パターンあります。一つは実際に座って確認すること、もうひとつは新JIS規格の適合サイズを参考にすることです。
子どもの年齢や家具の使用目的などに応じて、適切な方法を選んでください。
実際に座って確認してみる
子ども自身が座りやすいと感じるかと合わせて、下記項目を参考に体と合っているか判断しましょう。
椅子に腰かけ、机に手を置いた様態で
- ヒザ、腰、腕の角度が、いずれも90度になっているか
- 机の天板裏と足の間に余裕があり、太ももを自由に動かせるか
- 足の裏全体が床に着いているか
上記3点を満たしていれば、子どもの身長に合った椅子と机だといえます。
大人でも自分に合っているか判断するのは難しいものです。第三者視点でチェックしてあげましょう。
新JIS規格の身長と椅子と机の適合サイズを参考にする
先ほどの座って測る方法が、年齢的に判断が難しい場合や、実際に座ってもらうのが困難な場合は、新JIS規格に合った椅子と机の適合サイズを参考にするのもおすすめです。
JIS(日本工業規格)とは経済産業省が定める規格。新JIS規格は、2011年に小中学校や高校で使用されている椅子と机の実態を反映させて、アップデートされた改訂版です。
身長に合う座面の高さ・机面の高さの目安が、以下のように分かります。
| 1号 | 2号 | 3号 | 4号 | 5号 | |
| 標準身長(参考) | 105cm | 120cm | 135cm | 150cm | 165cm |
| 座面の高さ | 26cm | 30cm | 34cm | 38cm | 42cm |
| 机面の高さ | 46cm | 52cm | 58cm | 64cm | 70m |
どうしても実際に座って確認できない場合や、店舗などで子ども用の椅子と机を購入する際などの基準として役立ちます。
※参考:JIS規格(JIS-S-1021)
年齢別の平均身長と家具選定の目安
店舗に子ども用の家具を用意する場合のように、子どもの具体的な身長が分からない場合は、年齢ごとの平均身長が参考になります。
厚生労働省が行った「令和元年国民健康・栄養調査報告」によると、子どもの年齢ごとの平均身長(1歳~18歳)は以下のとおりです。
| 男性(cm) | 女性(cm) | |
| 1歳 | 79.6 | 76.6 |
| 2歳 | 89.0 | 88.2 |
| 3歳 | 95.6 | 95.7 |
| 4歳 | 103.7 | 102.9 |
| 5歳 | 110.5 | 107.5 |
| 6歳 | 114.9 | 114.7 |
先ほど紹介した新JIS規格の適合サイズ表を合わせれば、椅子や机などの家具を選定する際の目安になります。
出典:厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査報告」令和2年12月
成長に応じた高さ調整の考え方
子どもは短期間で大きく成長するため、一度サイズが合っても数ヶ月後には使いづらさが生じることがあります。
そのため、椅子や机の高さをどのタイミングで見直すべきか、またどの程度の頻度で調整すると良いかを理解しておく必要があります。
一般的には、半年から一年のスパンで身長が大きく変化するため、季節の変わり目や学期の節目ごとに姿勢や高さを見直すと効果的です。机と椅子の高さが子どもの体に合わなくなる前に調整しておくことで、姿勢の崩れを未然に防ぎ、集中力の維持にもつながります。
特に成長が早い小学校低学年の時期はこまめなチェックが有効で、保護者が定期的に確認することで快適な学習環境を保てます。
子ども用の家具を選ぶ際のポイント
子ども用の家具を選ぶ際のポイントとして、以下の2つのポイントを重視しましょう。どちらも長く使い続けるために大切な項目です。
安全性を考慮する
ケガのリスクを最小限に抑えるために、安全性を考慮して選びましょう。特に小さい子ども向けの家具の場合、できるだけ危険を排除しておく必要があります。
例えば割れやすいガラスや陶器製、角が鋭角なデザインの家具は、ケガの原因になりかねません。
木製かつ角が丸く加工されており、安全性の高い商品がおすすめです。
成長に合わせて調整できる
子どもはすぐに身長が伸びるので、成長に合わせて調整できる家具がおすすめです。成長に合った家具を使用しないと、姿勢の悪化などにつながります。
とはいえ子どもの成長に合わせて買い換えていると、お金も労力もかかり負担になってしまいます。サイズ調整や組み直しなど、カスタマイズして長く使い続けられる家具がおすすめです。
自宅と学校・学習環境との高さ差に注意する
自宅で使用する椅子や机と、学校で使用する学習机の高さが大きく異なると、子どもの姿勢が安定しない原因になることがあります。
学校ではJIS規格を基準にした高さの机や椅子が使われていますが、自宅の家具は必ずしもこの規格に沿っているとは限りません。そのため、自宅と学校の高さ差が大きいほど長時間学習した際の疲労感が増し、姿勢が崩れてしまうケースも見られます。
家庭で選ぶ家具も、学校と極端に差が出ないよう調整範囲の広いタイプを選ぶことで、子どもがどちらの環境でも自然な姿勢を保ちやすくなります。
両方の環境に一貫性を持たせることで、姿勢のクセがつきにくくなり、学習への集中度も向上します。
身長に合った椅子と机を使うべき理由と注意点
子どもの身長に合っていない椅子と机を使用していると、姿勢の悪化を招く可能性があります。
姿勢が悪化すると、子どもの体にさまざまな悪影響が起こってしまいます。子どもの成長とともに身長に合った椅子と机を選んで、健康への悪影響を未然に防ぎましょう。
実際に座って体に合うか確認する方法以外にも、新JIS規格を参考にする方法もあります。状況に応じた方法で、ぴったりな家具を選んでみてください。
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- 最終更新
- 2026.02.12


