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COLUMNコラム

Coccole C460 ユニットソファ デザインストーリー|自由なレイアウトを軽やかに楽しめるソファ

KINOSHITAのCoccoleのラインナップに、新作ユニットソファが登場しました。

背もたれなしの「C460」、背もたれ付きの「C461」、背もたれ+片肘掛け付きの「C462」で構成されるこのシリーズは、さまざまなレイアウトが可能な自由さと、たくさん繋げても空間を圧迫しない軽やかなデザインが特徴です。

ユニットソファをデザインする上でこだわった素材の組み合わせや座り心地など、C460シリーズのデザインが生まれたストーリーを、デザイナーの木本さんに語ってもらいました。

ユニットソファC460シリーズが生まれた経緯|モダンで自由なインテリア空間のために

Coccoleのソファのラインナップはもともと充実していて、素材もサイズ感も豊富な1〜3人掛けのソファがそろっています。

でもユニットソファについては過去に一つのシリーズが存在していただけです。それは曲線を多用し、脚部にはろくろ加工(ターンドレッグ)を採用するなど、クラシカルでやや装飾性の高いデザインのソファでした。

今回C460シリーズという新しいユニットソファをデザインするにあたっては、より幅広いインテリア空間・使用シーンに対応できるものにしようと考えました。そこでこのユニットソファのデザインは装飾性を控えたシンプルなもの、なおかつユニークで新しさを感じられるものを目指しています。

サイズに関してはC460、C461、C462の3種類すべてを幅60cm×奥行き60cmで統一されたモジュールタイプとしました。モジュールタイプのユニットソファにもいろいろありますが、完全に統一した寸法のソファシリーズというのはちょっとユニークな存在なのではないでしょうか。このソファを取り入れれば、自由なレイアウトと秩序あるモダンなインテリアデザインを楽しんでいただけると思います。

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自由さを犠牲にせずユニットソファの「バランス」という難問を解決する

C460やC461はもちろん単体でもインテリアとして十分に活用していただける製品になっています。それでも繋げて使用することを主な目的とするユニットソファは、並べた時のデザインやボリューム感などが大切な要素になります。

ユニットソファの組み合わせ方は、ぜひ購入した方に自由に楽しんでいただきたいです。そのためにはどんなレイアウトであってもバランスや見栄えが悪くならないようなデザインが求められますが、それはやはり簡単なものではありません。

そのような「どんなレイアウトでも美しく映えるデザインとバランス」のために、C460シリーズではディテールにもかなりこだわっています。

たとえば脚部には細めのスチールを採用しています。ユニットソファをいくつも並べると脚の本数が増え、足元の主張がやや強くなってしまうこともありますが、この細いスチール脚ならすっきりとした印象を保てます。

スチールなら軽やかな印象のまま、ソファ自体の重量と座る人の荷重をしっかりと支えることもできます。このように、負荷がかかる環境でも長く使えるコントラクト家具として、強度面にも配慮しているんです。

さらに、クッション部分を下支えするフレームにはオーク材を採用しました。張り地の印象が強めのデザインではありますが、張りぐるみとはせず木部によって視覚的に張部のボリュームが引き締まって見えるように仕上げています。

このようないくつかの工夫により、C460シリーズを何台も繋げるようなレイアウトにしても、すっきりと端正な佇まいを感じていただけるようになったと思います。

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C460/461/462の座り心地の中心にあるのは「座る人がどう過ごすか」

C460シリーズの座り心地は、少し硬めで沈み込みすぎない適度な反発感が特徴となっています。

単にくつろぐためのソファであれば体を包み込むような柔らかさも快適なんですが、本シリーズは飲食店やオフィス、またはホテルのエントランス・ロビーなど公共性の高い空間での使用を想定しています。

それでC460では、ソファに座ってただくつろぐというよりは食事をしたりコーヒーを飲んだり、あるいは少し作業をしたり会話に花を咲かせたりするといった、座る人がどのように過ごすかをイメージし、それをもとに座り心地を設計しました。

実はソファや椅子のクッションは柔らかすぎると姿勢が安定しにくくなってしまうこともあります。たとえば骨盤が後傾しすぎて背中が丸まった座り方になります。さらに立ったり座ったりする動作もしにくくなります。

そのような柔らかいクッション性はただリラックスするためなら問題ありませんが、座って食事や作業をするのにはやや不向きといえます。

安定した姿勢で食事、作業、おしゃべりなどを楽しむには、このC460のようなあえてちょっと硬めな座り心地が実はちょうどいいんです。この点は、機会があればぜひ実物に座って体感していただきたいところですね。

 

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デザイナー自身がおすすめする、C460シリーズのコーディネートとは?

Coccoleのソファや椅子は、選べる張地のバリエーションが豊富に用意されていることも魅力の一部になっています。

C460シリーズは装飾性を抑えたシンプルなデザインゆえに、タータンチェックやグリッドチェックなどの柄物も取り入れやすく、さまざまなインテリアとの調和も取りやすいと思います。

ほかにもビンテージ感のある風合いが特徴的なコーデュロイ生地「Bold」なども、C460シリーズの張地面積の広さを生かせると思うので、ぜひご検討いただきたいです。

もしC460シリーズをテーブルとセットで使用したいなら、C460と同じオーク材を使ったテーブル天板との組み合わせがおすすめです。Coccoleではオークの無垢材や突板、さらにフローリング材や古材などを使ったテーブル天板を豊富にラインナップしています。

さらに木製のテーブル天板にCL30やCL31のようなスチール製のローテーブル脚を組み合わせれば、C460とより調和したコーディネートをいただけるはずです。

ぜひそのような組み合わせもご検討いただきたいですね。

CL30の仕様を見る

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▼C460/C461/C462 組み合わせ一例

 


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最終更新
2024.11.28

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