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COLUMNコラム

Coccole C103 木製椅子 デザインストーリー|自然がくれたアイデアに触れられる椅子

「Coccole」には、イタリア語で「寄り添う」という意味があります。ブランドが目指しているのは、“都市と自然をつなぐ場所”を作ること。我を忘れるような忙しい日々の中で、人が深くリラックスできる空間を提供すること。これがCoccoleのデザインに込められている願いです。

Coccoleのラインナップに新たに加わった木製チェアC103は、このブランドのコンセプトの中心的なテーマである「自然」をさらに追求してデザインされたそうです。

この椅子が生まれたストーリーをデザイナーの木本さんに語っていただきました。

触れたくなる自然の美しさを椅子に込める|C103のデザインの根源にあるもの

C103のデザインの根源にあるのは、私たちが普段目にする木や木の幹など私たちを惹きつける自然の姿、そしてその流れるように美しい曲線です。

Coccoleはそもそも自然とのつながりを強く意識するブランドですが、その点をさらに深めていければという想いでC103をデザインしました。

Coccoleは「家具を通して木のぬくもりに触れてほしい」というのがコンセプトになっています。もう少しご説明を加えると、このコンセプトは「自然が私たちに与えてくれる穏やかな心地良さで日々の暮らしを豊かにできる、でも日常的に自然に触れる機会には限りがある」というわたしたちの想いから生まれたものなんです。

もちろん、単に木製の家具を作るだけではこのコンセプトを表現することができません。特に私がデザイナーとして大切にしているのは「自然に触れてほしい」という部分です。

眺めて美しさを感じるのはもちろんのこと、触れて穏やかさや心地よさを感じてほしい。そういう想いがあるので、C103を見る人に「触れてみたい」と思わせる工夫をたくさん取り入れています。

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特にC103のフレームの曲線にはこだわりを込めました。

いくつもの木材を組み合わせて椅子のフレームを組み立てるわけですが、全体に有機的な曲線の連続性を保つために、継ぎ目にチリ(段地)やミゾができないよう手作業で丁寧に仕上げています。このような滑らかな曲線のつながりや分岐箇所が、C103のやさしくて有機的なフォルムを生み出しているんです。

ぜひC103を見て、触れて、座って、自然の中でふっと心が和らぐような、穏やかな心地よさを感じていただければデザイナーとしてはとても嬉しいです。

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木々のように美しさと強さを両立するには|C103の構造と耐久性

細く見える木々も実はしなやかで強いように、C103では軽やかさと強度のバランスも計算されています。私たちがご提供する家具はコントラクト空間での使用を念頭に置いているので、不特定多数の人が繰り返し利用することの負荷にも耐えうるしっかりとした強度が必要です。

強度を出すこと自体はそう難しくないのですが、フレームの有機的な曲線の美しさ、すっきりとした軽やかさを際立たせながら十分な強度を実現するのはなかなか簡単ではありません。

そのため、実はC103ではすっきりとした印象とは対照的に、平均的な椅子よりも多いパーツ数を使用する設計になっています。

具体的には、前後の足をつないでいる貫(ぬき)、座面裏の中央に桟(さん)、さらに座面裏の左右両サイドに短めの桟を渡すなど、外観を損なわない形での補強パーツを複数配置しています。このような配慮ですっきりとした印象を崩すことなく十分な頑丈さを持たせました。

家具の強度では傷・摩擦などへの耐久性も求められます。

そこでC103を含めたCoccoleの製品全般に採用しているのが「オープン塗装」と呼ばれる塗装方法です。

オープン塗装は色を部材に染み込ませる「染色塗装」の一種で、非常に薄い塗膜をつくりながら木材を保護するため色で木目を塗りつぶしてしまうことなく、良質な木材の持つぬくもりや美しさといった特有の質感を生かして着色することが可能になります。

この塗装方法で出雲の自社工場で職人が手作業で塗装することで、木がもつ独特の表情や質感がより際立つ仕上がりの製品を、安定したクオリティーでご提供できるんです。

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どなたにも快適に長く座っていただけるように、座り心地にもしっかり気を配っています。

C103には心地よくしっかりと体を預けられるようなクッション性を持たせるため2層のウレタン構造を採用していますが、この構造は厚みがあり、そのままではすっきりとしたフレームとの相性が良くありません。そこでクッションがフレームの中に納まる構造とし、厚さを感じさせないように工夫しました。

このようなすっきりとした軽やかさと強度、そして座り心地のバランスは、ぜひ実物に座って体感していただきたいポイントです。

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自然からもらったアイデアをさらに広げるために|C103のコーディネート提案

C103を選ぶなら、フレームカラーと張り地のデザインの多彩な組み合わせもぜひ楽しんでいただきたいです。

フレームカラーごとにインテリアに異なる雰囲気が生まれますし、張り地の選択肢はさらに豊富にご用意しているので、きっとオリジナリティのあるお気に入りの組み合わせが見つかると思います。

自由度の高さは魅力ですが選択肢が多いと迷ってしまうという方もおられるかもしれませんね。そういった方には、BR(ブラウン)×アースカラーの組み合わせなどはいかがでしょうか?

木々や草花、大地、地球といった雄大なものをイメージさせるアースカラーは2024年のミラノサローネでも広く使われていたカラーです。木のぬくもり、木の幹の曲線など自然界から着想を得たC103ともリンクするので、C103の魅力をより引き出せるのではないかと感じています。

フレームのカラーに関しては別色対応も可能です。内装材や什器など一緒に使うインテリアや道具などに合わせた他のカラーも選べるので、インテリアの統一感を極めたコーディネートの一助としてもご活用いただけるかと思います。

さらにオーク材の木目が美しいテーブル天板「CT40」にスチール製テーブル脚(クロスベースタイプ)の「CL01シリーズ」を組み合わせてC103とコーディネートすれば、ナチュラルでモダンなコーディネートを楽しんでいただけると思います。

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最終更新
2025.02.04

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