棚の選び方のポイントは?上手に収納して生活を快適に!注意点も解説

部屋や目的にぴったりな棚を選ぶのは、意外に難しいものです。「せっかく買ったのにサイズが合わなかった」「棚を置いたら部屋が狭く感じてしまった」……。そんな経験や不安はありませんか?棚は気軽に買い替えられるものではないからこそ、失敗は避けたいですよね。
本記事では、そんな悩みを解決する「失敗しない棚の選び方」を徹底解説します。ポイントを押さえて、上手に収納し、快適な生活を送りましょう。注意点も合わせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
理想の暮らしを実現する!失敗しない棚選びの5つの重要ステップ
棚の選び方で重要なのは「欲しい棚をイメージする」こと。漠然と棚が欲しいと思うと、候補が多く絞り込めなくなります。棚選びに失敗しないために、どのような棚が欲しいかしっかりとイメージしましょう。具体的には、以下5つのポイントを押さえるのが大切です。
【目的別】収納物のサイズ・重量・使用頻度の徹底把握
棚に何を収納するのか、明確にしましょう。
収納する物のサイズによって、適した棚の大きさや内寸、形状などが異なります。例えば同じ本でも漫画を収納したい場合と、雑誌を収納したい場合で適した棚は違うでしょう。
「片付けたいから収納を増やそう」と安易に棚を増やすと、活用しきれなかったり棚そのものが邪魔になったりするかもしれません。後悔しないためにも、何を収納するか決めてから棚を購入してください。
何を収納するか決まれば、収納したい物の大きさや量に応じて必要な棚が絞り込めます。
どこに置くのか
棚をどこに置くのかも、重要なポイントです。収納したい物をよく使う場所の近くに棚があると便利です。
また、棚が「生活動線」を妨げないかも必ず確認しましょう。
一般的に、人がスムーズに歩くには最低でも60cmの幅が必要だと言われています 。狭いお部屋ですべての場所に余裕を作るのが難しい場合でも、よく通る道(メインの動線)だけは60cm以上の幅を確保できるサイズの棚を選びましょう 。
狭い部屋を広く見せるための「視覚的空間演出」のテクニック
日本の住宅事情において、棚の設置は常に「圧迫感」との戦いになります。部屋を狭く感じさせないためには、視覚的な効果を利用した選び方が極めて重要です 。
基本的には、腰より低い家具で統一することで、壁の面積を広く見せ、天井を高く感じさせることができます 。どうしても高さのある棚が必要な場合は、背板のないオープンシェルフや、ガラス素材、細身の脚付き家具を選ぶのがおすすめです。視線が奥まで抜けるため、空間に軽やかさが生まれます 。
色彩については、壁紙と同系色のホワイトやベージュを選ぶと家具が背景と同化し、存在感を抑えられます 。
また、部屋の入り口から窓に向かって視線が通るように配置する「抜け」の設計や、部屋の隅を照明で照らして奥行きを強調する手法も効果的です 。
これらの工夫により、収納力を確保しながらも、開放的で居心地の良い空間を実現できるでしょう 。
棚板が可動式か
棚板が可動式であれば、収納する物に合わせて調節できます。
棚板が固定式の場合は、収納物が変わると使えなくなるかもしれません。可動式であればたとえ収納物を売ったり捨てたりしても、高さを調整すれば違う物が収納できます。
特に棚板が買い足せるタイプや、ダボの間隔が細かいタイプであれば、より収納しやすくなるのでおすすめです。
棚板が可動する棚は収納力が高いのはもちろんですが、購入した棚が無駄になりにくいため経済的でもあります。
飾る収納・隠す収納どちらにするのか
収納物によっては隠す収納だけではなく、飾る収納もよいです。
例えば生活感が出やすい消耗品や、色・形が不揃いな雑貨など人目につくのが憚られる物は、隠す収納が適しています。
扉付きや引き出しなどが良いでしょう。
反対に食器や調理器具、趣味のアイテムなどであれば、飾る収納もおすすめです。扉などがなく、開放感ある棚を選ぶとディスプレイしやすいでしょう。
飾る収納は生活感を減らせるので、雑貨店のようなインテリアの部屋にしたい場合や、来客が多い場合にぴったりです。
他の家具・インテリアとの相性は良いか
既にある家具や部屋のインテリアとの相性も、大切なポイントです。
家具の色やテイストがちぐはぐだと、落ち着かない空間になります。棚の色やテイストを既存の家具やインテリアに合わせて、統一感あるおしゃれな空間を演出しましょう。
例えばホワイトの壁紙に合わせて白い棚にしたり、木目調の家具が多いなら同じく木目調の棚にしたりと、印象を揃えると落ち着いた空間になります。
収納家具の名称と機能の違い(シェルフ・ラック・キャビネット・チェスト)
棚選びで最初につまずきやすいのが、多種多様な名称が何を指し、どのような機能を持っているのかという点です。
一般的に「シェルフ」は棚板を主軸としたオープンな構造を指します。扉や背板がないものが多いため、視線を遮らず空間を広く見せる効果があり、お気に入りの小物を飾る「見せる収納」に適しています 。
これに対し「ラック」はより広い概念で、物を置くだけでなく、掛けたり吊るしたりできる機能を含みます。スチール製などに代表される、頑丈で耐荷重に優れた構造が特徴です 。
一方で「キャビネット」は扉や引き出しを備えた箱型の収納で、生活感を隠し、埃から内容物を守るのに長けています 。さらに「チェスト」は引き出しが主体の収納家具を指し、衣類や細々とした小物の整理に最適です 。
これらの違いを理解せずに選ぶと、出し入れのしやすさや部屋の印象を損なう原因になるため、まずは収納したい物が「見せるべきもの」か「隠すべきもの」かを整理してみるのがおすすめです 。
安全と利便性を両立させる!購入前に確認すべき致命的な注意点
棚の選び方のポイントを押さえたところで、注意点も見ておきましょう。安全に生活するために、キチンと確認しておくのがおすすめです。
地震・落下を想定する
地震や落下を想定して棚を選びましょう。
日本は地震大国のため、いつ起こるかわからない地震に備えておくのも重要。東京消防庁によると、近年発生した地震による負傷の約30~50%が、家具類の転倒・落下・移動が原因です(※)。
棚が倒れたり収納物が落下したり、移動したりしないような製品を選びましょう。例えば転倒防止用の金具が付属している棚や、扉に耐震金具が付いており中身が飛び出さないようになっている棚などがあります。
棚が転倒したり収納物が落下したりすると、危険なだけではなく通路を防ぎ避難を妨げるリスクもあります。
災害に備え、安全性の高い棚を選ぶのがおすすめです。
※出典:東京消防庁「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」平成27年度版(参照2022-2-7)
耐荷重がどれくらいか確認する
耐荷重がどれくらいか、確認しましょう。
特に家電やミネラルウォーター、アルバムなど重い物を収納する場合は、棚板の耐荷重に注意が必要です。
軽い物なら大丈夫な棚でも、家電を置くと耐えきれないかもしれません。一般的な木製の棚の耐荷重は10~20kgが多いものの、中には耐荷重3㎏や5㎏までの棚もあります。
棚板が歪んだり割れたりするかもしれないので、棚を購入する際に確認してください。
失敗を防ぐための精密な採寸と搬入経路の確認手順
棚選びにおける最大の失敗は、設置場所に収まらないことや、そもそも部屋まで運び込めないことです。これを防ぐためには、単にスペースの幅や高さを測るだけでは不十分です 。
まず、設置場所では幅・奥行き・高さに加え、コンセントの位置、窓枠や巾木の干渉、扉の開閉に必要なスペース(動作空間)を考慮する必要があります 。特に大型ラックなどは、支柱の太さや棚板の厚みを考慮した「内寸」を確認しないと、収納したい物が収まらないこともあるので注意しましょう 。
次に、搬入経路の確認も必須です 。玄関ドアはもちろん、廊下の曲がり角、エレベーターの高さ、階段の踊り場など、梱包状態の家具が通過できるかを事前に検証してください 。
採寸時は金属製のメジャーを使用し、計測値から数センチの「遊び」を持たせることが、失敗を回避するための鉄則です 。
棚の選び方を押さえて快適な部屋にしよう
棚を選ぶ際は「欲しい棚」をできるだけ具体的に、イメージしましょう。
棚が必要なら収納したい物があるはず。収納物によって適した棚は異なるので、何を収納するための棚をどこに置くのかしっかりシミュレーションしてください。
またインテリアに馴染むかどうかも重要です。棚の色やテイストが他の家具や部屋の雰囲気にマッチしないと、ちぐはぐなインテリアになります。収納物によっては、隠さずディスプレイした方が見栄えが良い場合もあるかもしれません。
棚の素材や色、形などを既存の家具やインテリアに合わせて、おしゃれな部屋にしましょう。
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- 最終更新
- 2026.03.10


