COLUMNコラム

椅子の高さは適正?あなたにベストな高さを選べる計算式を紹介

コロナ禍によるテレワークへの移行や巣ごもり生活で、自宅の椅子・机を使用する時間が増えた方が多いのではないでしょうか。
長時間椅子に座って作業していると、肩こりや腰痛など体の不調が起こりがちです。これは椅子や机の高さがあなたにマッチしておらず、体へ余分な負担がかかっている可能性があります。
椅子の高さがマッチしていないと、どれだけ高機能な椅子でもうまく効果を発揮できません。
椅子のベストな高さを見つけるポイントや計算方法などを、高さを合わせる必要性とともに解説します。椅子を使用する機会が増えた方は、ぜひ参考にしてみてください。

椅子・机の高さはぴったり?2つのチェックポイント

自宅で使用している椅子・机の高さが、あなたにぴったりなサイズか2つのポイントでチェックしましょう。それぞれ詳しく解説します。

一般社団法人日本オフィス家具協会「安心・安全なイスの選び方」(参照:2022-3-4)
一般社団法人日本オフィス家具協会「安全・快適なデスクの選び方」(参照:2022-3-4)

座った際に足裏全体が着くか

座った際に足裏全体が、床に着く椅子が理想的です。
座面の高さは椅子によって異なり、身長差があるため適切な高さは人によって異なります。具体的には「座面奥まで深く腰掛けた際に、足裏全体が床に着くか」を判断基準としてください。
足が地面に着かなかったり、踵が浮いてしまったりするようでは高過ぎます。反対に低過ぎるのもNGです。
とはいえ高い・低いは感覚的なので、比べていると適切かどうかわからなくなるかもしれません。
感覚だけを基準にするとわかりにくいので、実際に計算・計測するのがおすすめです。

ヒジが90度を保てるか

ヒジが90度を保てるかどうかを基準に、適切な高さの机を見つけましょう。
椅子の高さが適切でも、机があなたにマッチしていなければ効果は薄れてしまいます。「日本オフィス家具協会」によると、オフィスデスクの高さは72cmが推奨されています。
近年では外国人ワーカーが増加したことに加え、日本人の平均身長が昔より高くなったことで、かつて推奨されていた70cmから引き上げられました。
しかし身長・体型は人により異なるため、必ずしも当てはまるとは限りません。机に手を置いた際に「上腕を垂直に下ろした状態で、ヒジの角度が90度になる高さ」がおすすめです。
とはいえ机の高さも椅子の高さと同様に、感覚だけで選ぶと適切な高さではないかもしれません。
後述する計算式を用いて、計算・計測して高さを合わせるようにしてください。

椅子と机の適切な高さを求める計算式

机と椅子の適切な高さを求める計算式は、日本オフィス家具協会のホームページで公表されています。
それによると適切な座面、デスクの高さは下記の計算で割り出せます。
● 椅子(座面)の高さ=「身長×1/4」
● 机の高さ=「座面高+差尺」
● 差尺=「身長×1/6」
座面の高さの目安は「身長×1/4」が適切とされています。例えば身長170cmであれば、42cmほどの座面が適切です。
またデスク高さの目安は「座面高+差尺」で求められます。差尺とは「椅子の座面」から「机の天板の高さ」までを指し「身長×1/6」で計算できます。
例えば身長170cmであれば、28cmほどが適切な差尺です。適切な座面高は42cmのため、42+28で70cmが適切な高さのデスクだとわかりました。
身長170cmの人の場合、座面高42cmの椅子に座り高さ70cmの机を使用すると、快適に作業できるということです。
椅子や机を購入する際は、この計算式を用いて自分にぴったりな商品を選んでください。

一般社団法人日本オフィス家具協会「安心・安全なイスの選び方」(参照:2022-3-4)
一般社団法人日本オフィス家具協会「安全・快適なデスクの選び方」(参照:2022-3-4)

椅子と机の高さが合わないと起きる問題

椅子と机の高さが自分の体にマッチしていないと、単に作業しにくいだけではなく、体にさまざまな不調をもたらします。
どのような問題が起こるのか、それぞれ解説します。

肩こり

合わない高さの椅子や机で長時間作業していると、肩こりや腰痛、腱鞘炎などにつながる可能性があります。
中でも肩こりは、椅子や机の高さのミスマッチが原因の1つ。例えば机が高過ぎ・椅子が低過ぎると、肩を持ち上げるような姿勢でタイピングするため、肩や首周辺に疲労が溜まりやすくなります。
正しい姿勢で作業できなくなるため、肩こりが起こりやすくなってしまうでしょう。
正しい姿勢で作業するために「上腕を垂直に下ろした状態で、ヒジの角度が90度になる」
「背中を預けられて前傾姿勢にならない」椅子を選んでください。
もし椅子や机が低い場合は、ホームセンターなどで販売されている家具の脚に貼るフェルトで、高さを調節するのがおすすめです。

頭痛

肩こりに起因した「緊張型頭痛」を併発するかもしれません。
緊張型頭痛とは「無理な姿勢の維持」や「長時間のパソコン使用」などで、頭から肩にかけての筋肉が緊張し血流が悪くなることで起こる頭痛。筋肉に溜まった疲労物質が神経を刺激することで、痛みを引き起こします。
特に首筋の筋肉が弱い人ほど、頭痛を引き起こしやすい傾向にあるので、女性や運動不足の方は要注意です。
無理な姿勢を続けることがないよう、適切な高さの椅子・机を使用しましょう。長時間パソコンを使用し過ぎず、適度に休憩を挟むのも大切です。
頭痛オンライン「緊張型頭痛」(参照:2022-3-4)

血行不良

椅子が高過ぎると、血行不良による「冷え」や「むくみ」が起こる可能性があります。
椅子の高さが合っておらず、足先が宙に浮く状態になると血の巡りが悪くなります。
足が床に着く高さの椅子を使用するのはもちろん、サイズが合っていない場合はクッションなどで足置き場を確保するのがおすすめです。

椅子・机は自分の体に合ったサイズを選ぼう

椅子や机が自分の体のサイズに合っていないと、作業しにくいのはもちろん体にさまざまな不調をもたらします。
特に肩こりや頭痛が続くと仕事や勉強などに悪影響を及ぼしかねないので、自分にマッチする高さの家具を選びましょう。
最近では高さを調節できる椅子や机も販売されていますが、あなたに合う高さは「何cm」なのか計算しておくと適切な商品を迷わず購入できおすすめです。

最終更新
2022.04.01

三原 悟出雲工場 工場長

出雲市湖陵町出身。18歳の時に株式会社キノシタ出雲工場に入社。あらゆる技術を習得し、現在、工場長を務める。近年、出雲市内の企業と共同でIZUCOブランドの家具を立ち上げプロモーション等を開始。平成30年からIZUCOブランド製造を行い、市場の拡大を図る。