快適な休憩室のレイアウト5選【オフィス編】特徴に合った椅子も紹介
休憩室を作ってと言われて検索したものの、休憩室をオフィスに設置するメリットも、どんな休憩室が喜ばれるのかも、イメージできるようでなかなかイメージできないですよね。
とりあえず休憩室のレイアウト事例を知りたくて検索したあなたも、良い事例や詳細事例が載っていれば参考にしたいと感じているのではないでしょうか?
この記事では、
・あったら嬉しい休憩室の設備
・休憩室のレイアウト事例
・レイアウトのシーン別におすすめの家具
をご紹介します。
この記事を読んでいただくことで、利用者にもクライアントにも満足していただける具体的なレイアウトイメージが沸くと思います。
なぜ休憩室がオフィスに必要か|安衛法で決まっているから
なぜオフィスの休憩室が必要かというと、法律で決まっているからです。
労働安全衛生法の事務所衛生基準規則に、事業者は労働者が休憩できる設備を設けるよう努めると記載があります。また、オフィスで具合が悪くなった人が出た場合、横になれるスペースが必要です。
そのため、オフィスには従業員が休憩、休養できる休憩室が必要です。
休憩室をオフィスに設置するメリット|休憩が生産性を向上させる
休憩室をオフィスに設置するメリットはたくさんあります。
・生産性の向上
・雰囲気が良くなる
・従業員の満足度が上がる
などなど、具体的なメリットを紹介しましょう。
適度な休憩による生産性の向上
一度に集中できる時間には限りがあります。休憩を適切に取ることで集中力が回復し、仕事の効率が上がるでしょう。
集中力は長く続きません。25分に5分の休憩を取ると良いと言われています。そうなると、休憩室があるだけで、ずいぶんと効率があがりますよね。
コミュニケーションのきっかけとなり雰囲気が良くなる
たとえば喫煙室があれば、タバコを吸っているときに談笑します。休憩室でもたまたま居合わせれば雑談をするでしょう。雑談があるオフィスは雰囲気が良くなります。
快適な休憩室があると従業員が満足する
疲れたら休める場所があると思えると、仕事も頑張れるものです。
逆に休憩室がないと、オフィスの自席の椅子で休憩することになります。自席に座って休憩していると、仕事をしていないと思われて全然休めません。
そういった理由で、休憩室があるだけで従業員の満足度が上がります。
事業所税の軽減ができる
事業所税は事業所の床面積に応じて課税されます。休憩室は福利厚生施設になるので、事業所の床面積に含まれません。
そのため、休憩室は非課税となるので事業所税が軽減されます。
休憩室をオフィスに計画するときのポイント
休憩室をオフィスに作るときのポイントは4つあります。
1)利用者の意見を聞く
2)仕事をする場所から離す
3)快適な家具を選ぶ
4)利用ルールを決める
順番に説明しましょう。
利用者の意見を聞くと休憩室の使い方がわかる
たとえば、煙草を吸う人なら喫煙ができる休憩室がいいでしょう。一人で休憩したい人もいれば、雑談をして気晴らししたい人もいます。
年齢や性別などで属性分けをしてアンケートを取るなどし、どんな利用をしたいかを把握しましょう。
仕事をする場所から離して休憩できる場所に設置する
ちゃんと休憩するにはゴリゴリ仕事する場所とは距離を置きましょう。
たとえば、真横で上司が激論を交わしていたら、まともに休めません。休憩するときは仕事のことは一度忘れたいものです。
仕事から離れることで、リラックスして良いアイディアがひらめくこともあるでしょう。業務をする場所とは適度に距離を作ってください。
座り心地の良い椅子など快適な家具を選ぶ
休憩するのに座り心地の悪い椅子しかなかったら、まともに休憩できません。座り心地の良いソファやクッション、椅子などを利用目的に合わせて選定しましょう。
利用ルールを決めて休憩室の方針を決める
休憩室をどう使うかで休憩室のレイアウトは随分と変わります。
・パソコンは持ち込み可とするのか
・飲食はOKとするのか
・寝そべってもいいのか
など、どんな使い方にするかルールを決めましょう。
あったら嬉しい休憩室の設備|かゆいところに手が届くと喜ばれる
休憩室は休憩するための場所ですから、最低限の設備になりがちです。ですが、自分が休憩するとなったら、いろんな使い方をしたいですよね。
ここでは、あったら嬉しい休憩室の設備をご紹介します。
コーヒーメーカーでリフレッシュ
コーヒーや紅茶を飲んだり、ちょっとした甘いものを食べるとリフレッシュし、疲労も少し回復します。
ドリンクやウォーターサーバー、コーヒーメーカーが置いてあると、自然と人が集まりコミュニケーションのきっかけにもなるでしょう。
くつろげるソファで疲労回復
ゆったりとくつろげるソファは、複数人で座って利用することもできますし、横になって休むこともできます。
ゆったりと座れるだけでも体力が回復しますし、少し横になるだけでもずいぶんと疲労が軽減します。
仮眠もできるので、あると嬉しい設備です。
モニターやスピーカーでちょっとしたイベント会場に
モニターやスピーカーがあると、休憩室が急にイベント会場に様変わりします。ちょっとした勉強会にも使えて便利です。
レクリエーション企画をするのにも使えますし、テレビ会議をすることもできます。多様な使い方ができるのも魅力です。
居心地の良い休憩室の作り方|ちゃんと休憩できるようにする
居心地の良い休憩室にはある程度共通点があるものです。休憩室を計画するうえでは基本的な事項ですが、いくつかご紹介します。
業務スペースと休憩室の雰囲気を変える
業務をするスペースと休憩室の雰囲気を変えましょう。同じ雰囲気のまま作ってしまうと、オンとオフの切り替えが上手くいかず、ゆっくり休憩できません。
壁紙を変えたり、家具の雰囲気を変えることで、休憩室の雰囲気はガラリと変わります。
窓に面したり広く使ったりして開放的な空間にする
窓に面して休憩室を設けたり、開放的な空間にしたりすることで、気分がリフレッシュします。
業務ではパソコンとにらめっこしていて視界が狭まりやすいものです。開放的なスペースにするとリラックスできます。
インテリアにこだわっておしゃれにする
インテリアにこだわるとおしゃれな空間にしやすいです。
既存のオフィスをおしゃれにしようと思うと、レイアウト変更や全体の工事が必要になって大変ですが、休憩室だけとなると、案外簡単です。
既存の壁紙を一部交換するだけでもいいですし、家具がおしゃれだと自然とおしゃれな空間になります。
おしゃれな空間だと、気分も変わるのでリフレッシュします。
コーヒーコーナーを併設する
コーヒーが好きな人が多いので、コーヒーコーナーを併設すると、自然と人が集まる休憩室ができあがります。
コーヒーに限らずともドリンクコーナーが併設されていると、休憩しやすいです。
一人で休憩できるスペースを作る
複数人で集まれるスペースも必要ですが、一人でゆっくり休憩できるスペースも必要です。
一人でゆったりと休憩できるスペースは、考え事をしたり体力を回復させたりと、効果が高いです。
打合せもできるようにする
ミーティングもできるようにテーブルを設置しておくと、ラフな相談がしやすくなります。多目的に利用できると、休憩室の稼働は上がるでしょう。
オフィスの休憩室のレイアウト事例5選|おしゃれな家具が従業員から好評
オフィス向けの休憩室のレイアウト事例をご紹介します。
【ラウンジスペース】カフェのような落ち着きある空間で休憩
おしゃれなカフェのような休憩用ラウンジスペースです。落ち着きのある大きめのソファがあり、ゆったりとした休憩も、雑談ベースのコミュニケーションもできます。
ちょっとした雑誌を置いて、コミュニケーションのきっかけにするのも良いでしょう。
【ラウンジスペース】個室感で会話も弾む
木目調の家具で統一した個室感があるラウンジスペースです。閉塞的な空間が雑談をより密なものにできるでしょう。
ちょっとした打合せにも使えます。
本棚を設置してクリエイティブな本やちょっとした小物を置いておくと、会話が広がってよりよい休憩時間を過ごすことができます。
【多目的スペース】カジュアルな家具でコミュニケーション空間を
キューブのようなスツールを設置することで、ちょっとした休憩ができて、カジュアルにコミュニケーションのできる空間がつくれます。
スツールのレイアウトの自由度が高いので、人数が増えたときも気軽に利用できます。気分しだいで休憩の仕方が変わる休憩室の1例です。
【リフレッシュスペース】開放的な空間で気分転換
開放的な空間はリフレッシュに最適です。スペースを広々と使うことで、考え事をするにもよし、休憩するのもよしの両得な空間を作れます。
比較的広いスペースが必要なので、狭い休憩室には向いていません。
【リフレッシュスペース】窓際に椅子を置くだけでリフレッシュ空間に
窓際にハイバックチェアなどを設置することで、リフレッシュ空間が作れます。一人で考え事をしたいときや、ゆったりと休憩したい時に向いています。
椅子を窓際に置くだけで休憩室代わりにできるので、広い休憩スペースを確保できない狭いオフィスにも設置ができます。
休憩室のレイアウト事例に合う家具
ラウンジスペースに合うふかふかのソファ
C426-2:ソファ
黒皮風塗装仕上げのスチールパイプとオーク材を合わせたソファです。
スチールフレームとオーク材の相性がよく、冷たさとぬくもりのバランスがオフィスの休憩室やカフェに合います。ソファの生地が選べるので様々なシーンに合わせやすいでしょう。
アームの有無などもカスタマイズできるので、好みに応じて微調整できます。
多目的スペースに合うカジュアルな椅子
C286:スツール
キューブ型の可愛らしいスツールが、カジュアルな印象を与えてくれます。ちょっと座って休憩するのにも、勉強会で使うのにもちょうどいい椅子です。
移動が容易なので、たくさん設置しておくと、雰囲気もよく多人数でも使える休憩室にできるでしょう。
多目的スペースに合うスツールとセットのテーブル
C287 :テーブル
キューブ型のスツールとセットで使うテーブルです。デザインも統一されており、多様な使い方ができます。
テーブルですが、スツールと高さが同じなので、椅子が足りない場合は椅子代わりに使う人もいるでしょう。
リフレッシュスペースに合う快適な椅子
C334 :ラウンジチェア
この椅子が1つあればどこでも雰囲気のあるリフレッシュスペースに早変わりします。窓際に置くだけでおしゃれなリフレッシュ空間の完成です。
背もたれがしっかりとしていて高さがあるので、ゆったりと休憩できるラウンジチェアです。座り心地もふかふかでいいですよ。
まとめ
オフィスの休憩室は、生産性の向上、コミュニケーションのきっかけ、休憩できる、打合せができる、といった多様な使い方が求められます。
そのため、休憩室のレイアウトを決める際には、何を重視するのかを決めることが大切です。
何を重視するかが決まれば、おのずとレイアウトも、家具も決まってきます。休憩室の雰囲気を壊さないように、マッチする椅子を選ぶことも重要でしょう。
休憩室のレイアウトを決める際に参考にしてみてください。
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- 最終更新
- 2023.07.14