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COLUMNコラム

BAOBAB LAND K307 キッズチェア デザインストーリー|子どもの毎日をカラフルにするサステナブルな木製チェア

子どもたちが成長すると共に、スキ・キライがはっきりとしていきます。それは、子どもたちの自我や個性が発達している証拠です。

BAOBAB LANDの木製チェア「K307」は、保育園やキッズスペースといった日常的に子どもたちが集う空間での使用を想定しながら、感性がぐんぐん成長していく子どもたちにも選んでもらえる楽しい・かわいいデザインとなっています。

このデザインのために採用された新素材「ペーパーウッド」は、個性的な意匠性だけでなく未来の地球環境のことまで考えられているそうです。

BAOBAB LANDのラインナップに加わった「K307」が生まれた背景や、込めた想いについて、デザイナーの佐藤さんに語っていただきました。

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子どものための家具には素敵な色彩を|K307のカラフルなデザインが生まれた背景

子どもは見るもの・触れるものからたくさんの情報を吸収し、成長していきます。子どもが育つ環境のなかで、家具はとても頻繁に見たり触れたりするものの一つかもしれません。

BAOBAB LANDの家具のコンセプトでは、子ども自身がいろんなことを発見したり興味を持ったりしながら楽しく成長していくことを中心に据えています。それでK307も子どもに好奇心を持ってもらう、気に入ってもらうためのデザインを心掛けました。

子どもの興味・関心を惹きつけられるデザインとはどんなものだろう?そんな問いかけに対する一つの答えとして採用されたのが「ペーパーウッド」というカラフルな新素材です。

 

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実はこのペーパーウッドはKG-450-450やKR-600といった、キッズ用にデザインされたテーブルですでに採用されていたんです。こちらのデザインがユーザーの皆さまにかなり好評をいただいたので、それに合わせたペーパーウッドのキッズ用チェアもデザインしよう、ということで出来上がったのがK307なんです。

K307ではグリーン(GR)とレッド(RE)の2色展開となっています。フォルムをとてもシンプルに仕上げることで、さまざまなインテリア空間に合わせやすく、またカラフルさも適度に際立つデザインとしました。

人の五感がキャッチする情報のうち80%は視覚からで、さらに視覚の80%が色彩に関するものだそうです。そしてその色彩感覚の発達には子どもの頃の環境が大きく影響すると言われています。

そんな大切な時期には特に、カラフルな家具は大きな役割を果たすものと考えています。

クッション部分の張地の色は好きな色に変更できるので、ペーパーウッドの色に合わせるのも良いですし、子どもが好きな色を選んでもらうことも可能です。

前後だけでなく後ろ脚の横から見えるペーパーウッドのカラフルな断面もかわいいアクセントになっているので、ぜひ注目してほしいポイントです。

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ペーパーウッドとは? 子どもの成長に寄り添う新素材、そしてK307の強度

まずはキッズ用テーブルKG-450-450やKR-600に、そして今回K307に採用したペーパーウッドはこれらの家具の個性を決定付ける大切なアクセントとなっている素材です。

少し説明させていただくと、滝澤ベニヤ株式会社が開発したペーパーウッドは、国産のシラカバ材に再生紙を挟み込んでプレスした、新しいタイプの合板です。

木と紙という異なる素材を組み合わせることで、まったく新しい表情を生み出しているのが特徴です。層になったカラー紙が積み重なることで、どこでカットしても断面に現れる、カラフルで美しいストライプ模様がとても印象的ですよね。子どもたちだけでなく、大人にも色彩の楽しさを感じてもらえるはずです。このペーパーウッドのアクセントで一味違うインテリア空間を演出していただけると思います。

当初はK307の全てをペーパーウッド材で構成する案もあったのですが、長く使える耐久性を考えてビーチ材と併用するデザインとしました。ビーチ材は木肌のやさしい色と質感が魅力で、強度も十分出せる優れた木材です。

結果的にビーチ材と組み合わせることで、背もたれに採用したペーパーウッドの意匠性が際立つアクセントになりました。

強度に関してはさらに座面の裏側に「隅木(すみき)」と呼ばれる補強パーツを仕込んだり、脚と貫をホゾ組みによる頑丈な接合をしたりと、目につかない部分で強度持たせるための工夫をしています。安心してどんどん使い込んでいただければと思います。

さらに、K307では子どものことを考えた座り心地にもいろんな工夫をしています。

たとえば子どもたちが正しい姿勢をキープしやすいよう、座面には固すぎず柔らかすぎない適度なクッション性を持たせています。これは、子どもたちが集中して座っていられるようにするための工夫のひとつ。硬すぎる座面だと、どうしても落ち着かなかったり、すぐに姿勢を変えたくなってしまったりしますよね。でも、ほどよいクッション性があることで、子どもたちが絵を描いたり本を読んだ理する時にもリラックスして集中できる時間が増えるんです。

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子どものための家具だからこそ、サステナビリティ=未来のことを考えてデザインした

日本の国土の3分の2は森林です。つまり森林資源を豊富に有してはいますが、持続可能性のための健全な保全・育成という観点ではまだまだ多くの課題が残されているのが現状です。

未来を担う子どもたちのための家具だからこそ、天然資源を適切に活用するサステナビリティーにも十分に配慮したものにしたいと思いました。ペーパーウッドはそんな作り手側の思いにも答えてくれる素材だと感じます。

たとえばペーパーウッドの主原料であるシラカバ材には「間伐材」を採用しています。

間伐とは植林された樹木が過密にならないように一部の木を伐採して森の中に適度な隙間を作る作業です。間伐を行うことで森林の中でも地表に日光が届き、強い樹木が育つだけでなく樹木以外の植物がしっかりと繁茂し、強固な土壌が出来上がります。じつは間伐作業は持続可能性のためだけでなく、災害に強い土地を作るためにも重要な作業なんです。

そのような間伐でうまれた間伐材と再生紙を組み合わせたペーパーウッドはサステナビリティーの観点からもかなり優秀な素材です。

貼り合わせる接着剤にはノンホルマリン接着剤を使用しているため、子どもだけでなくすべての人に、そして環境にも優しい素材であることも魅力の一つですね。

実際、建築やインテリアの分野でもサステナビリティーへの意識はどんどん高くなっていて、国産材や、サステナブル素材を使用した商品の問い合わせが増えてきています。循環型環境社会に適応した素材としてペーパーウッドが今後も注目されていくことを期待しています。

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幅広い年齢層の子どもたちに使ってほしい|K307のコーディネートのアイデア 

K307は同じペーパーウッドで設計されたテーブルKG-450-450やKR-600と組み合わせてお使いいただけば、ナチュラルテイストな空間になじむ、カラフルなアクセントを活かしたコーディネートにできるかと思います。

また、先述の通り国産材を使用しているのでサステナブル素材の商品を取り入れたいというご案件にもぜひオススメしたいです。

K307の寸法(W310×D300×H500(SH240))は3~4歳児向けに設計しておりますが、脚の長さをカットしたり、年齢に合わせた高さの脚に変更するなど幅広い年齢に合わせたカスタムオーダーも可能です。ぜひこのようなオプションも活用していただきたいですね。

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最終更新
2025.02.21

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